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夕食のおとも [酒飲みの記録]

敬老の日。8月22日に開催された玉椿7周年記念イベントの時、ジャンケン大会の景品としてゲットした酒を、昨日と今日の2日間で空けた。

  • 白爆 純米 Summerど 精米歩合:60% (秋田・山本合名会社) (1升瓶)

どぶろくのように白く濁った外見に反してさらっとした口当たり、酸味や旨味をほどよく感じるまろやかな味わいの酒。始めは冷やで飲んでいたが、途中から燗酒に。これも悪くなかった。


わび助(浅草橋) [酒飲みの記録]

そして、「玉椿」から徒歩数分のところにある「わび助」です。引き戸を開けて店に入ると、テーブルはほぼ満席。翌日が休みだというのもあるのでしょうが、フロアのK尾さんが今日で店を辞めるということも理由だったのかもしれません。あまり見ない状況に目を丸くしながら、カウンターの空いている席に。キッチンには店主のY本さんともう一人、フロアにはO寺さんとK尾さんの合わせて4人でしたが、皆忙しそうにしていました。

ワインは白と赤を1杯ずつ飲みたいと伝えたところで、O寺さんが持ってきてくれたのが、「バロニア・ディ・フェウディ アルカモ 2007」。シチリア産の白ワイン、品種はカタラットです。18~20度に温度管理して発酵が行われ、ステンレスタンクで熟成されるもので、柔かい口当たりとトロピカルな果実の風味が豊かに広がるとのこと。色はきれいなレモンイエロー、比較的おだやかな酸味で飲みやすいという印象でした。

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「バロニア・ディ・フェウディ アルカモ」。


後から来るといっていたW辺さんがなかなか来ないので、しばらく手持ち無沙汰の状態でした。それで、カウンターの上を写真に撮ってみたり。30分ほどしたところで、ようやく待ち人が入ってきて隣に。彼は、近くのコンビニで買ってきたというケーキを、K尾さんに渡していました。

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カウンターの上のトマトとレモン。


さて、2杯目は、「ラリナム モンテプルチアーノ・ダブルッツオ 2007」。アブルッツオ州DOCの赤ワイン、ミディアムボディです。完熟チェリーのような赤い果実香に加え、フレッシュハーブのニュアンスもわずかに感じる心地良い香り。口当たりは柔らかくスムーズで、ブドウの凝縮感が高く、バランスに優れたワインとのこと。色は暗いルビー色で、ベリー系の香りと果実味、スパイスやハーブのニュアンスも感じられるしっかりした味わいで、かなり気に入りました。

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「ラリナム モンテプルチアーノ・ダブルッツオ」。


このワインに合うものとして出してもらったのが、鶏肉とセリのスパゲッティトマトソース。ぴったりの組み合わせで、おいしくいただきました。

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鶏肉とセリのスパゲッティトマトソース。


ここでも、ワインと料理には満足。O寺さんが言うには、今日の2本は次の新しいメニューに入るもので、私が一番乗りだったそうです。なんだかうれしい(笑)。

とは言え、お客さんが多くて店の人とはあまり話ができなかったので、この店でももっぱらW辺さんと話しながらの酒でした。そのように過ごしたところで、21時40分頃にお勘定にしてもらうと、W辺さんと2人で店をおいとましたのでした。


玉椿(浅草橋) [酒飲みの記録]

翌日は春分の日で休み。というわけで、浅草橋の「玉椿」へ行ってきました。店に入ったのは19時頃、ほどほどの混み具合です。フロアのN藤さんなど店の人に挨拶して、いつものように、カウンターの端の席に落ち着きました。まずは、キリン一番搾りの小生から。お通しは、いつもの揚げ蕎麦でした。

そして、ビールが空になるタイミングで、N藤さんが本日の酒を持ってきてくれました。扶桑鶴の純米吟醸、睡龍の純米吟醸無濾過生原酒があるのがうれしいですね。

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本日の酒。


日本酒に切り替えたところで、いつものように刺身盛り合わせを注文。今回入っていたのは、館山港直釣り真はた/活〆真こち/皮はぎ肝ポン酢、活〆平スズキ/活〆めばる/活ヤリイカ/活〆ワラサでした。このへんで常連のW辺さんが入ってきて隣に。その後は、彼といろいろ話しながらの酒になりました。さっそく、16日に2人で行った「K」のことが話題になったのですが、再訪問はいつにしましょうかね。

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刺身盛り合わせ。


刺身を平らげた後は、あてスペシャル(4点盛り)を。キッチンのT橋さんが入れてくれたのは、大洗産あん肝のみそ漬け、ヤリイカとトマトのヴィネグレットソース、真いわしと菜の花の黒酢南蛮漬け、鶏たたきとはっさくのサラダ仕立て。どれもおいしくて酒が進みます。

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あてスペシャル。


この後に「わび助」を予定していたので、いただいたつまみはこれだけです。そして、飲んだ酒の方は以下のとおり、全部で4合になります。

  • 山形正宗 純米吟醸 袋採り直汲み生酒 原料米:雄町 精米歩合:50% (山形・株式会社水戸部酒造)→冷や
  • 扶桑鶴 純米吟醸生 原料米:山田錦 精米歩合:50% (島根・株式会社桑原酒場)→燗
  • 白瀑 純米酒 ど辛+12 原料米:めんこいな 精米歩合:65% (秋田・山本合名会社)→燗
  • 睡龍 純米吟醸 無濾過生原酒 原料米:山田錦 精米歩合:50% (奈良・株式会社久保本家酒造)→燗

山形正宗の純米吟醸袋搾り直汲み生酒は、。メロンを思わせるが落ち着いた香り、味の乗りがよくて旨味たっぷり、ふくらみのある味わいで余韻が残る感じ。扶桑鶴の純米吟醸生は燗で。ほっとするような味わいで、旨味がとてもよい感じ。白瀑の純米酒、ど辛は、日本酒度が+12という辛口。これも燗で。すっきりした辛口で、素直にうまいと思える酒でした。睡龍の純米吟醸無濾過生原酒も燗で。麹の甘い香りが好ましく、味は少し若いかなという感じもあったのですが、おいしくいただきました。

こんな具合でしたが、料理も酒も十分に堪能できした。また、W辺さんとはいろいろと話をしたのですが、16日の店の他、プロ野球のWBC、4月からの新メニューのことなども話題になりました。カレー蕎麦は夏でも食べたいね、とか(笑)。

そして、21時になったところでお勘定にしてもらうと、後から行くというW辺さんを残して、2軒目の「わび助」に向かったのでした。


うさぎ(新橋) [酒飲みの記録]

今日は新橋の「うさぎ」です。先週末、店主のT木さんとバイトのMちゃんが新潟に行っていたので、そのみやげ話が楽しみだったのでした。店に入ったのは19時過ぎ、ほどほどの混み具合だったと思います。テーブルの方にはグループ客が入っていて、その中の男性が手を振っていたのですが、誰だろうと思っていたら、福岡・佐賀酒蔵見学ツアーの時に一緒だったI上さんでした。いや、久しぶり。

T木さんやMちゃんにも挨拶して、いつものようにカウンターの端に落ち着くと、「新潟の酒フェア」のメニューをチェック。十数種類ある中に「祐村」という文字を見つけたので、これは「村祐」の間違いではないかと聞いてみたら、そういう名前の酒なのだそうです。さっそく、村祐の無濾過本生清酒純米大吟醸と飲み比べてみました。感想については後述します。

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本日の酒(1)。


T木さんが「お通しはまかせてもらっていいですか」と聞いてきたので、もちろんと返事したところ、写真のようなものを出してくれました。右から順に、小女子(こうなご)おろし、ホタルイカ、かまぼこ(枝豆をすりつぶしたものが入っている)で、新潟とは関係ないそうです。

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お通し。


こういう都道府県別のフェアでは全部制覇を目指したいところですが、制覇のご褒美はないと言われたので(笑)、無理はしないことにしました。ということで、出してきてもらったのが写真の2本です。この後もいくつか飲んでみました。

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本日の酒(2)。


つまみについては、「全部まかせるから適当に2品ください」と言うのが最近のパターンになっています。まずは湯豆腐、こうした鍋物を食べられる季節もそろそろ終わりですね。

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湯豆腐。


この湯豆腐に添えて出されたのが、「かんずり」という辛味調味料。越後妙高の名産品で、地元産のとうがらし、海の塩、柚子、糀を原材料にして、3年の月日をかけてじっくりと作られるものだそうです。豆腐との相性はバッチリでした。

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かんずり。


続いて、目板の西京焼き。ふっくら、ほくほくしていて、おいしくいただきました。

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目板の西京焼き。


それから、デザートとして、(I上さんが差し入れてくれたらしい)桜餅も。けっこうなものをありがとうございました。また、最後の味噌汁は、水菜とそばふし(ふし麺)の入ったものでした。

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I上さん差し入れ(?)の桜餅。


ここで飲んだ酒は以下のとおり、4杯目まではハーフサイズなので、全部で5合を飲んだことになります。

  • 村祐 無濾過本生清酒 純米大吟醸 (常盤ラベル) (新潟・村祐酒造株式会社)→冷や
  • 祐村 無濾過本生(辛口) 特別純米酒 (新潟・村祐酒造株式会社)→冷や
  • 麒麟山 純米吟醸 新酒生 ぽたりぽたり きりんざん 原料米:五百万石(蔵人栽培米) 精米歩合:55% (新潟・麒麟山酒造株式会社)→冷や
  • 真野鶴 吟醸中取り 無濾過生原酒 原料米:五百万石 精米歩合:55% (新潟・尾畑酒造株式会社)→冷や
  • 蒲原 純米吟醸 無濾過袋取り生原酒 原料米:山田錦 精米歩合:50% (新潟・下越酒造株式会社)→冷や
  • 越乃雄町 純米酒生酒 原料米:雄町米 精米歩合:70% (新潟・美の川酒造株式会社)→燗
  • 渡舟 純米吟醸 ふなしぼり生詰 原料米:渡船 精米歩合:50% (茨城・府中誉酒造株式会社)→冷や、燗

村祐の無濾過本生清酒純米大吟醸は、フルーティな香りがすばらしく、甘味と酸味のバランスがよい。そして、飲んだ後も余韻の残る味わい。祐村の無濾過本生(辛口)特別純米酒は、イチゴやデラウェアを思わせる香りと甘味が心地よく、ほどよい酸味もあってまろやかな味わい、それでいてすっと切れる。表面的にはそれぞれの個性が感じられるのですが、本質的な部分はそれほど違わないというのが、両者を飲み比べてみた印象でした。
麒麟山の純米吟醸新酒生「ぽたりぽたり」は、ほどよい酸味を感じられるまろやかな味わい。真野鶴の吟醸中取り無濾過生原酒は、けっこう酸味が強く、グッと来てすっと切れるという印象でした。
蒲原の純米吟醸無濾過袋取り生原酒は、華やかな香りとすっきりした甘味、それでいて旨味もしっかりとあって好印象でした。越乃雄町の純米酒生酒はぬる燗。ほどよい酸味にしっかりした旨味もあって、なかなかうまい酒でした。
渡舟の純米吟醸ふなしぼり生詰は、新潟とは無関係で、T巻さんが自宅で3年間寝かせたものだそうです。こういうのがあるんですけど飲んでみませんかと、T木さんが言ってくれたのでした。冷やの時は、やや癖のある熟成香、甘味も酸味もかなり感じられます。熱燗にしてもらったものは、香りと味がよい感じに調和していてとても美味、中華料理によく合うだろうと思いました。

この日はT木さんやMちゃんと話しながらの酒でしたが、新潟での話をいろいろ聞くことができて、実に中身の濃い時間でした。久しぶりにI上さんと会えたのもよかったですし。

そして、21時頃にお勘定にしてもらうと、T木さんやMちゃんなどに見送られて店をおいとましたのでした。


K(銀座) [酒飲みの記録]

「玉椿」の常連であるW辺さんと銀座の「K」で飲むことになっていたので、仕事を早めに終えて、18時半には会社を出ていました。「K」を訪問するのはこれで3回目、これまでは自分一人だけでしたが、そろそろ飲み友達にも紹介してみようと思って、今回はW辺さんを誘ってみたのでした。19時過ぎには無事に合流し、店に着いたのが19時10分頃。引き戸を開けて中に入ってみると、先客のいないがらんとした店内で、女将のK部さんがにこやかな笑顔で迎えてくれました。

カウンターの真ん中あたりに落ち着くと、キリンのハートランド(中瓶)をもらって、それで乾杯。お通しは、菜の花のお浸しでした。

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お通し。


その後、2人連れの客が2組入ってきて、あっという間にお客さんが6人に。K部さんは応対や料理で忙しそうだったので、W辺さんと話をしながら、ゆっくりと飲むことにします。この日に行われていた、WBC2次リーグの日本-キューバ戦のことが話題になりました。結局、日本が勝ったのですが。最初のつまみは、〆鯖。〆加減はちょうどよい感じです。

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〆鯖。


続いて、のれそれ(穴子の稚魚)。生姜を乗せたものを醤油に軽くつけて、つるっとした喉越しを味わいました。

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のれそれ。


続いて、豆腐の味噌漬け。キュウリにつけていただくのですが、いや、これは酒が進みます。

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豆腐の味噌漬け。


そして、鶏わさ。W辺さんも絶賛のおいしさでした。

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鶏わさ。


さて、W辺さんと楽しく会話しながら酒を飲んでいたのですが、急に彼の会社から連絡が。どうもトラブルが発生したらしく、急いで戻らなければならないとのことです。この時に出てきたのが焼き味噌で、彼はそれをちょっとつまむと店を出ていったのですが、それが20時40分頃。この焼き味噌はとても香ばしく、酒の進む一品でした。

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焼き味噌。


自分一人になった後は、もっぱら、K部さんと話しながらの酒になりました。他のお客さんも次々に帰っていって、21時過ぎには落ち着いて飲める雰囲気に。そこで、以前から気になっていた、蕎麦粉のおやきを頼んでみました。具として桜えびとネギが入った、薄いお好み焼きみたいなもので、酢醤油でいただきます。これもけっこうはまる味でした。

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蕎麦粉のおやき。


22時も近づいたところで、そろそろ蕎麦で締めようと思い、まずは、もり(細打ち)から。

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もり(細打ち)。


そして、もり(太打ち)。どちらもそれぞれのうまさがあるので、細打ちと太打ちの両方をいただくのが、自分のパターンになりつつあります。

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もり(太打ち)。


ここで飲んだ酒は以下のとおりですが、W辺さんと分け合ったのは4杯目までなので、自分では6合を飲んだことになると思います。ちなみに、いずれも燗にしてもらいました。

  • 鷹勇 濁り酒 純米山田錦 20BY 原料米:山田錦 精米歩合:70% (鳥取・大谷酒造株式会社)
  • 鯉川 亀治好日 純米吟醸 20BY 原料米:亀の尾 精米歩合:55% (山形・鯉川酒造株式会社)
  • 天穏 無濾過純米酒 19BY 原料米:雄町 精米歩合:70% (島根・板倉酒造有限会社)
  • 睡龍 生酛純米 17BY 精米歩合:65% (奈良・株式会社久保本家酒造)
  • 独楽蔵 特別純米 2006 無農薬山田錦60 原料米:山田錦 精米歩合:60% (福岡・株式会社杜の蔵)
  • 竹鶴 雄町純米 原料米:雄町 精米歩合:65% (広島・竹鶴酒造株式会社)
  • 睡龍 純米 17BY 精米歩合:65% (奈良・株式会社久保本家酒造)
  • 生酛のどぶ 仕込18号 +20.5 18BY 精米歩合:65% (奈良・株式会社久保本家酒造)

    鷹勇の濁り酒純米山田錦は、酸味が効いている印象ですが、ほんのり甘味も感じられます。鯉川の亀治好日は、香りがよく、口の中にふわっと旨味が広がります。ほどよい酸味にすっきりした後口、よい酒でした。天穏の無濾過純米酒は、麹の甘い香りが心地よく、酸味が自分好みでした。睡龍の生酛純米も酸味がよい感じで、コクがしっかりと感じられました。
    以下は、自分一人になってから飲んだ酒です。独楽蔵の特別純米は、旨味と酸味のバランスがよく、すっきりした味わいで飲みやすいという印象でした。竹鶴の雄町純米は、黄色っぽい色合いで熟成感があり、酸味がよく感じられる酒でした。睡龍の純米は、酸味や旨味がしっかりあってうまい酒。生酛純米よりはやや軽い印象だったと思います。生酛のどぶは、適度な酸味があってすっきりした辛口でした。

    結局、一人になってからも1時間半ほどくつろいでしまい、22時を回ったところでお勘定にしてもらったのでした。やっぱり、居心地のよい店だと思います。W辺さんが途中で抜けてしまったのは残念でしたが、仕事が落ち着いたら、またリベンジしましょう。


    作(上石神井) [酒飲みの記録]

    「大塚屋」からてくてくと歩くこと約20分、「作」に着いたのは18時20分頃でした。引き戸を開けて中に入ると、早い時間にも関わらず、カウンターには6人の先客が。とはいえ、まだ準備中らしく、マスターのH本さんは忙しそうにしていて、お客さんの前には何も出ていない状態です。空いている席に腰を下ろして、テレビを見ながら、店の準備が整うのを待つことにしました。なお、この日のカウンターは、私がいる間はずっと、ほぼ満席状態が続いていました。

    店が落ち着いたところで、まずは、生ビール(エビス)ジョッキから。歩いてきた後だったので、とてもうまい。喉の渇きが癒されます。あっという間に飲み干してしまった後は燗酒に移りましたが、とっくりや盃などの酒器がリニューアルされていました。お通しは、(たぶん)セリのお浸し、落花生の味噌漬け。

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    お通し、新しい酒器。


    マスター1人だけなので、酒や料理が出てくるのに少し時間がかかるのですが、そういうものだと思ってゆっくり飲むことにします。こういう時にテレビがあるのは幸い、しかもWBCのゲームを流しているところだったので、退屈せずにすみます。最初の料理は、(鳴門のカリスマ漁師村公一さんの)生わかめしゃぶしゃぶ。最初は褐色だったわかめが、お湯をくぐらせると鮮やかな緑色に。ポン酢につけていただくと、シャキシャキした歯応えに、たっぷりのミネラルを感じさせるうまさがありました。

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    生わかめしゃぶしゃぶ。


    しゃぶしゃぶに手をつけようとするところで、女将のりえぞさんが到着。マスクをしていたので、花粉症かと聞いてみたら、転んで鼻を怪我したのだそうです(気を付けてくださいね)。ともあれ、これでマスターも一息というところでしょうか。続いて注文したのは、わかめの天ぷら。面白い食感で、なかなかいけました。

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    わかめの天ぷら。


    その後は、時折、りえぞさんと筆談しながらの酒でした。そして、20時20分頃に注文したのは、和風おかかピザ。もちもちとした下地にチーズ、のり、おかかが乗っていて、これは本当においしい。けっこうボリュームがあるのですが、あっという間に胃袋に納まってしまいました。

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    和風おかかピザ。


    21時を過ぎたところで、そろそろ締めにしたいと思い、お茶漬け(梅)とわかめの味噌汁をいただくことに。これでお腹も落ち着いたのでした。これが出てくるのを待っている間に、K間さんが入ってきて隣に。その後はしばらく、彼と話しながらの酒になりました。

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    お茶漬け(梅)とわかめの味噌汁。


    ここで飲んだ酒は以下のとおり、全部で6合になりました。いずれもおまかせの燗です。

    • 日置桜 純米吟醸 強力 五割五分搗き 17BY第19号 原料米:強力 精米歩合:55% 使用酵母:協会7号 (鳥取・有限会社山根酒造場)
    • 諏訪泉 純米吟醸 満天星 原料米:山田錦25%・鳥取県産玉栄75% 精米歩合:麹・酒母)50%・掛)55% 製造年月:2006.12 (鳥取・諏訪泉酒造株式会社)
    • ひこ孫 純米吟醸 原料米:山田錦 精米歩合:50% 製造年月:2004.4 (埼玉・神亀酒造株式会社)
    • 悦凱陣 山廃無濾過生 平成19酒造年度 仕込15~16号 原料米:讃州雄町 精米歩合:65% 使用酵母:熊本9号 (香川・有限会社丸尾本店)
    • 宗玄 純米八反錦 無濾過生原酒 No.31 原料米:広島県産八反錦 精米歩合:55% (石川・宗玄酒造株式会社)
    • 生酛のどぶ 瓶燗 仕込15号 +13.5 19BY 精米歩合:65% (奈良・株式会社久保本家酒造)

    日置桜の純米吟醸・強力五割五分搗きは、最初にピリッとした酸味があり、続いてしっかりとした旨味が口の中に広がるような印象、とてもうまいと思いました。諏訪泉の純米吟醸、満天星は、ナッツも感じさせる熟成した香り、やさしい口当たりでふくよかな味わい。味のバランスが秀逸でした。ひこ孫の純米吟醸は、ほどよい酸味にまろやかな味わい。製造年月ほどの熟成感はなく飲みやすい酒で、生わかめしゃぶしゃぶのポン酢に合っていました。
    悦凱陣の山廃無濾過生は、しっかりとした酸味と旨味があってとてもうまい酒。りえぞさんもイチオシだったと思います。宗玄の純米八反錦無濾過生原酒は、グッと来るような旨味が好印象でした。そして、最後は生酛のどぶ。いつものようにすっきりとした辛口で、安心感のある味わいでした。

    体調が今ひとつだったこともあって、食べる方はほどほどだったのですが、酒は充分に飲んでしまいました。りえぞさんとは酒の話、K間さんとは他の店の話ができてよかったのですが、K間さんの時はだいぶ酒が回っていたので、ちょっと支離滅裂なところがあったようです(汗)。

    そして、21時半になろうとする頃にお勘定にしてもらい、りえぞさんに見送られて店をおいとましたのでした。後で聞いた話では、私と入れ替わるように日置桜の山根社長が入ってこられたそうで、もうちょっといたらよかったなあとも思ったり。でも、そうしていたら完全に飲み過ぎたはずですから、これでよかったのでしょうね。次に訪問するのは5月になるかなと思います。


    大塚屋(武蔵関) [酒飲みの記録]

    今年初めて、「大塚屋」を訪問してきました。もっとも、若女将の京子さんとは、2月21日の「松の屋」で会っているのですが。

    京子さんに連絡した上で店に着いたのが17時半頃。最近の新酒でオススメのものという条件で、アドバイスを受けながら2本を選択。さらに、赤ワインを1本ほしいと思ったので、京子さんイチオシの1本を選んでもらいました。というわけで、購入したものは以下のとおりです。

    • 独楽蔵 みそすり 特別純米うすにごり 原料米:山田錦・大地の輝 精米歩合:60% (福岡・株式会社杜の蔵) (4合瓶)
    • 杉錦 生もと仕込み純米原酒 しぼりたて 原料米:ひとめぼれ・あいちのかおり 精米歩合:70% (静岡・杉井酒造有限会社) (4合瓶)
    • ウトアニマ カベルネ・ソーヴィニョン 七俵地畑収穫2006 品種:カベルネ・ソーヴィニョン100% (山梨・株式会社山梨ワイン)

    いずれもしばらく寝かせておいて、夏になったら開けたいと思っています。楽しみ。18時までに買い物を済ませて店をおいとますると、その足で、上石神井の「作」に向かったのでした。


    うさぎ(新橋) [酒飲みの記録]

    今週3回目の「うさぎ」(笑)。この3月一杯で、T巻さんの同僚もしくは部下である3人(O野さん、K明さん、M場さん)が出向元に戻ることになったので、その送別会だったのでした。元々は、T巻さんが自分が幹事をしている「鈴傳」オフに彼らを連れてきたのが始まりで、特にO野さんとはもう1年ぐらいの付き合いになります。仕事だから仕方がないとはいえ、実に名残惜しい。出席者は、この3人とT巻さん、ただ一人残るW田さん、そして、彼らの勤務先とはまったく関係のない私の合計6人でした。

    19時半スタートのところを店に着いたのが19時20分頃。ガラガラの店内には、すでにT巻さんが見えていました。テーブルの適当な席に落ち着いて、酒を飲みながら残りの人が来るのを待つことにします。最初のつまみは、えだまめ豆腐でした。

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    えだまめ豆腐。


    最初の酒はT巻さん差し入れのもので、今錦の特別純米酒おり酒です。おたまじゃくしのラベルがかわいい酒で、新橋の「信州おさけ村」で売っているそうです。

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    「今錦」特別純米酒おり酒。


    T巻さんと飲みながら待っている間に、O野さんとW田さん、続いてK明さんが到着。M場さんは遅れてくるとのことで、とりあえず乾杯。ここで出てきたのが、野菜と豆いっぱいサラダ。ちなみに、今回のつまみについては、「適当に出してください」という感じで、店主のT木さんにすべて任せていました。

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    野菜と豆いっぱいサラダ。


    20時前後にはカウンターもお客さんで埋まって、金曜日らしい混み具合に。それからしばらくしてM場さんも到着し、ようやく6人が揃いました。このへんで出てきたのが、さやつきそら豆丸ごと焼き。春の味です。

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    さやつきそら豆丸ごと焼き。


    6人でわいわい話しながら飲んでいると、時間の経つのも忘れます。本当に気持ちのよい連中です。20時半頃に出てきたのが、おでん盛り合わせ。

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    おでん盛り合わせ。


    お酒もいろいろと飲んでいたのですが、美醸八千穂の特別純米無濾過原酒のラベルがかわいいので、写真を撮ってみました。T木さんも入っている八千穂美醸会限定醸造のもので、2009大寒仕込の新酒です。

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    「美醸八千穂」特別純米無濾過原酒(2009大寒仕込)。


    21時近くにはにしんの開きも。骨を残してきれいに平らげてしまいました。

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    にしんの開き。


    そして、21時半頃には、揚げたてじゃこコロッケとラビオリフライ。ラビオリはイカと明太子が入っていて、けっこうはまってしまう味です。

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    揚げたてじゃこコロッケとラビオリフライ。


    続いて、豚トロ塩焼き(ゆずコショウ添え)。けっこういろいろと出てきますね。

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    豚トロ塩焼き(ゆずコショウ添え)。


    そして、22時を過ぎたところで、締めの焼きうどんが出てきました。ということで、食べる方に関しては、すっかり満足してしまったのでした。

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    焼きうどん。


    さて、ここで飲んだ酒は以下のとおり。あまりよく覚えていないのですが、自分に関しては8合ぐらいは行ったような気がします(汗)。

    • 今錦 特別純米酒 おり酒 原料米:飯沼産美山錦 精米歩合:59% (長野・米澤酒造株式会社)→冷や
    • まんさくの花 ええとこどり 美郷錦仕込 純米吟醸無濾過生原酒 蔵内限定商品 平成20酒造年度仕込9号 原料米:美郷錦 精米歩合:50% 使用酵母:自社酵母 (秋田・日の丸醸造株式会社)→冷や
    • あぶくま 純米吟醸 無濾過生原酒 原料米:麹)山田錦・掛)五百万石 精米歩合:麹)50%・掛)55% (福島・有限会社玄葉本店)→冷や
    • 越乃雪椿 しぼったそのまま 無濾過原酒 吟醸おりがらみ 原料米:五百万石 精米歩合:60% (新潟・雪椿酒造株式会社)→冷や
    • 雪鶴 純米吟醸 袋しぼり無濾過生原酒 原料米:五百万石 精米歩合:58% (新潟・田原酒造株式会社)→冷や
    • 美醸八千穂 2009大寒仕込 特別純米 無濾過原酒 八千穂美醸会限定醸造 原料米:八千穂産ひとごこち 精米歩合:59% 長野酵母 (長野・黒澤酒造株式会社)→冷や
    • くどき上手 純米吟醸 にごり酒 原料米:亀の尾 精米歩合:50% 使用酵母:M310酵母 (山形・亀の井酒造株式会社)→冷や
    • 村祐 無濾過本生清酒 純米大吟醸 (常盤ラベル) (新潟・村祐酒造株式会社)→冷や、燗
    • 開華 特別純米酒 みがき竹皮  原料米:麹)・五百万石・掛)月の光・とちぎ酒14 精米歩合:59% (栃木・第一酒造株式会社)→燗

    以下、コメントを簡単に記します。
    今錦の特別純米酒おり酒は、イチゴを思わせる香りと甘味、炭酸もあってフレッシュな味わい。まんさくの花の「ええとこどり」は、メロンを思わせる香りにほんのり甘味、しっかりした旨味も感じられるまろやかな味わい。あぶくまの純米吟醸無濾過生原酒は、香味ともに落ち着いた印象でまろやかな味わい。
    越乃雪椿の無濾過原酒吟醸おりがらみ、「しぼったそのまま」は、フルーティな香りを感じるがおだやか。おりが残っていてすっきりとした辛口、微妙に渋味も感じる。雪鶴の純米吟醸袋しぼり無濾過生原酒は、上品な香りと米の旨味が感じられて好印象。美醸八千穂の特別純米無濾過原酒(2009大寒仕込)は燗で。コクがあってうまい。
    くどき上手の純米吟醸にごり酒は、爽やかな酸味とほのかな甘味が印象的、米の旨味も十分に感じる。村祐の無濾過本生清酒(常盤ラベル)は、冷やでも燗でもいけるうまい酒。開華の特別純米酒みがき竹皮は燗で。コクがあってうまい。

    このような感じで、いろいろと食べて、いろいろと飲んで、いろいろと話したのでした。今後、3人とは東京で会うのは難しくなるのですが、この縁は大切にしたいですし、旅行などで彼らの住んでいる土地に寄る機会があれば、是非顔を見に行きたいと思っています。

    話が弾んですっかり長居をしてしまったのですが、22時半になったところでお勘定にしてもらうと、皆揃って店をおいとましたのでした。


    うさぎ(新橋) [酒飲みの記録]

    打ち合わせのために、午後から都内某所のプロジェクトルームへ出張していました。帰りは会社に戻らなくてもよいので、「うさぎ」に予約を入れたうえで、新橋に着いたのが17時50分頃。飲んでから帰ることを同行していた同僚に伝えると、「私も行きます」という返事。これはまったくの想定外で、しかも自分1人の予約しか入れていなかったのですが、やむを得ず案内していくことになりました。

    予約していた18時ちょうどに店に入ると、店主のT木さんは開店準備の真っ最中、テーブルに団体客の予約が入っていたので忙しそうでした。人数が増えた件について了解をもらうと、2人でカウンターの端に落ち着きました。まずは、キリンのハートランド生で乾杯。自分のお通しには、ピリ辛らっきょ、いかの塩辛の2品をチョイス。

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    お通し。


    ビールを飲み干したところで、いつものように、T木さんが本日の酒を出してきてくれました。いずれも昨日のうちに飲めなかったもので、これらを順番に飲んでいくことにしました。同僚は私ほどには酒が飲めないので、非常にゆっくりとしたペースです。話題に上ったのは、職場や仕事のこと、外国での経験のこと、自分が趣味にしていることなどでした。

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    本日の酒。


    19時までにはテーブルの団体客も入ってきて、静かだった店内もにぎやかになりました。バイトのM蔵さんも入ってきてキッチンに。カウンターの上に置いてあった「鹿児島の黒ぶたみそ」が気になったので、T木さんに聞いてみたところ、先週末に行ってきた鹿児島のみやげだそうです。少しだけ分けてもらったのが下の写真。日本酒の肴としてもいけるのですが、焼酎の方がよく合うと思います。

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    鹿児島の黒ぶたみそ。


    そういえば、昨日飲んでいる間に、T木さんが鹿児島で仕入れてきた大量の焼酎が店に配達されてきたのでした。そうした焼酎が十数本、カウンターの端に並んでいる様は実に見ものでしたね。

    19時半になったところでお腹も空いてきたので、適当に作ってもらいました。出てきたのは、肉じゃが、キンメ鯛の開き。

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    肉じゃが(手前)、キンメ鯛の開き。


    さて、ここで飲んだ酒は以下のとおり、自分が飲んだのは4合です。

    • くどき上手 純米吟醸にごり酒 原料米:亀の尾 精米歩合:50% 使用酵母:M310酵母 (山形・亀の井酒造株式会社)→冷や
    • 庭のうぐいす 春の生酒 純米吟醸酒 原料米:麹)山田錦・掛)夢一献 精米歩合:50% (福岡・合名会社山口酒造場)→燗
    • あぶくま 純米吟醸 無濾過生原酒 原料米:麹)山田錦・掛)五百万石 精米歩合:麹)50%・掛)55% (福島・有限会社玄葉本店)→冷や
    • 庭のうぐいす 純米吟醸 ぬるはだ 原料米:麹)山田錦・掛)レイホウ 精米歩合:麹)50%・掛)60% (福岡・合名会社山口酒造場)→燗

    くどき上手の純米吟醸にごり酒は酸度-9の甘口で、米の旨味たっぷりの味わいの中に爽やかな酸味とほのかな甘味を感じます。爽やかでフレッシュな吟醸香もあって、喉越しもなめらか、軽快で上品なにごり酒でした。庭のうぐいすの純米吟醸酒(春の生酒)はぬる燗で。おだやかな香りに米の旨味がふんわりと広がる印象で、新酒らしいフレッシュさも多少感じられました。すっきりした後口です。あぶくまの純米吟醸無濾過生原酒はわりと好みの酸味、香りも味も落ち着いた印象で、まろやかな味わいでした。庭のうぐいすの純米吟醸「ぬるはだ」はぬる燗で。ほわっとくるようなやさしい味わいがありました。

    まあ、当初の想定とは異なって同僚と飲むことになったわけですが、彼とはそれまで2人で飲んだことがなかったので、今回はちょうどよい機会でした。お互いについていろいろと話すことができたことですし、今後の仕事にとってプラスになると思います。酒にはあまり詳しくないという人でしたが、店の雰囲気は気に入っていたようでした。

    そして20時になったところでお勘定にしてもらうと、T木さんに見送られて2人、店をおいとましたのでした。


    鈴傳(四ツ谷) [酒飲みの記録]

    新橋からは、東京メトロの銀座線と丸ノ内線を乗り継いで四ツ谷へ。「鈴傳」に着いたのは19時50分頃で、オフ会はすでに始まっていました。ここ何回かは満員が続いていて身動きもままならないということもあったのですが、今日の立ち飲みスペースはそれほど混んでおらず、9卓あるテーブルでお客さんが着いているのは4卓だけ。カウンターもかなり余裕がありました。もしかすると、トイレが壊れていて使用不可になっていたのが原因かもしれません。催してきた時に駅のトイレまで行くのは面倒ですからね。

    さて、今回の参加者は全部で7人。幹事のT巻さんに会費の2,500円を払うと、テーブルの上にあった酒を順に飲んでいきました。感想は後述します。

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    最初の酒、3本。


    つまみは簡単に、するめいかの丸焼き、マカロニサラダ。

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    つまみ(1)。するめいかの丸焼き、マカロニサラダ。


    そして、菜の花のお浸し。こういう場所では飲むのがメインですから、あんまりガッツリとは食べません。

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    つまみ(2)。菜の花のお浸し。


    周囲の人と談笑しながら飲んでいる間に、酒やつまみもお代わり。追加のつまみはゴボウとレンコンのキンピラでした。

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    つまみ(3)。ゴボウとレンコンのキンピラ。


    最後に、店のおばちゃんが試供品の酒を提供してくれました。作(ざく)の純米酒、恵乃智(めぐみのとも)です。結局、この日に味わった酒は4合瓶6本でした。これを7人で分けたので、1人あたり3合半、適量だったと思います。

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    締めの酒。


    ということで、今回飲んだ酒は以下のとおりです。

    • 来福 真向勝負 無濾過特別純米 生詰 原料米:吟ぎんが 精米歩合:60% 使用酵母:アベリア(花酵母) (茨城・来福酒造株式会社)
    • 花陽浴 純米吟醸無濾過原酒 袋吊り斗瓶囲い おりがらみ 原料米:兵庫県産山田錦 精米歩合:55% (埼玉・南陽醸造株式会社)
    • 出羽桜 一路 純米大吟醸 しぼりたて生原酒 原料米:山田錦 精米歩合:45% (山形・出羽桜酒造株式会社)
    • 杉並木 純米吟醸 原料米:山田錦(西方産) 精米歩合:55% (栃木・飯沼銘醸株式会社)
    • 月下の舞 純米吟醸 原料米:美山錦 精米歩合:52% (秋田・舞鶴酒造株式会社)
    • 作 恵乃智 純米 原料米:山田錦・右近錦主体 精米歩合:60% (三重・清水醸造株式会社)

    来福の真向勝負・無濾過特別純米は、花酵母に似つかわしくないネーミングが印象的。冷やの時は華やかな香りがあり、旨口ながらすっきりと飲みやすい酒。燗にすると香りは控え目になるのですが、味の傾向は変わらずでした。花陽浴(はなあび)の純米吟醸無濾過原酒袋吊り斗瓶囲いはおりがらみで、ほどよい酸味にまろやかな味わい。とても気に入りました。出羽桜の一路(いちろ)という純米大吟醸しぼりたて生原酒は、IWCの純米大吟醸部門でチャンピオンを受賞したものです。まろやかな米の旨味が口の中に広がる、やさしい味わいの酒でした。
    杉並木の純米吟醸は、香りと味のバランスがよく、甘味も酸味もしっかりと感じられてうまいと思いました。燗にしてみたものは香りに微妙なものを感じましたが、味の方は問題ありませんでした。月下の舞の純米吟醸は初めて見る酒、吟醸香がほんのりと感じられ、味わいはフルーティ。作(ざく)の恵乃智(めぐみのとも)は、爽やかで瑞々しさを感じさせる味わいでした。

    いつもとは違って、燗を試してみた酒は多くなかったのですが、いずれもけっこうレベルの高い酒だったと思います。

    それから、今回は、T巻さん、M塚さん、W'辺さんの3人が話し相手になってくれました。T巻さんからは日本酒全国制覇記念のCD、カンボジア帰りのM塚さんからはカンボジアのお菓子をおみやげにいただきました。どうもありがとうございました。

    そして、21時を回ったあたりでお開きになり、駅前の四谷見附交差点のところでばらけると、自分はそのまま帰路についたのでした。


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